【2024秋冬新作】 ひっそりと実力派　ビクター　F-210 ラジオ・コンポ

 
				            
【すずらん】ONKYO X-U6(W)
ビクターのラジオを扱うのは久し振りです。特にこのモデルは一年以上前に一台扱っただけでは無いかと思います。但し、結構印象は強いのです。理由は音が良かったから。当時のこのモデルの自分の紹介文を読むと「ワールドボーイもスカイセンサーも1発で熨してしまいました」と書いてありました。多少の誇張はあったのでしょうが、音の良さで驚いたことは事実です。ビクターは60年末から75年位までのラジオブームの際には色々なモデルを出しては居ましたが、田舎にいた小生には殆ど無縁でしたし、カタログを見ても今ひとつ洗練されて居ない感じがしてそれ程良い記憶が有りませんでした。それが前回このモデルのもう少し潮垂れた感じの一台を手にし、整備して出てきた美音に驚いた次第です。では、結構時間が経過して今回はどうかと言うと矢張り印象は良い感じです。但し、以前聞いたよりも高音の出方がキツく、少しさ音が強調される感じがありました。前回聞いた印象はもう少しバランスが良く、低音も伸びて居た感じもあったのですが、これは良い音と驚いて尾鰭が付いた感じがあったかもしれません。今回の個体は全く動かないジャンクとして入手。色々外観を見て電池蓋を開けてみると完全に腐食して取り出すことさえ出来ない単2電池が入って居ました。当然電極も錆びついて全く通電せず。但しACでは動き、各部の接触を調整すると普通に鳴り出しました。トーン切替が最後まで効かなかったのですが、これも復活。電池室も整備し、金具を磨きまくると何とかなりました。音も感度も良い感じです。アンテナは先端が無くなっており、危険防止も考えて特殊な木ネジを嵌め込んで居ます。先端の一段が短くなって居ますが、5段充分伸びるので感度には大きな影響はない様です。このクラスではワールドボーイTXと比肩する良いモデルですが、販売当時それ程売れなかったのはビクターの販売網が大手に比べて弱かった事が大きな理由だろうと思います。そういった厳しい状況にも拘らず、ビクターの当時のラジオは結構どれも良いモデルで、小生としては技術者の方々の努力に拍手を惜しみません。この個体は見た目は写真通り。チューニングノブの側面のカバーが無くなっており、アルミ板で自作して居ます。電池とACコードはお付けします。隠れた佳作と言って良く、ラジオコレクターの皆様にはお勧めです。
カテゴリー:
テレビ・オーディオ・カメラ>>>ラジオ・コンポ>>>ラジオ・ラジカセ
商品の状態:
傷や汚れあり
ブランド:
ビクター
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送料込み(出品者負担)
配送の方法:
佐川急便/日本郵便
発送元の地域:
千葉県
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